ブリュノ・アリオン - Bruno Allion - [ ロワール地方 トゥーレーヌ ]

- 二番通り酒店 -

“ブリュノ・アリオン

畑仕事を何よりも大切にする素朴な造り手、ブリュノ・アリオン

ロワール地方の主要都市トゥールから少し離れたテゼ村で代々ブドウ栽培を営みむブリュノ。もう60歳近い彼のワイン造りは19歳から。長年ワイン造りに携わってきたブリュノの畑仕事は、多くの造り手から尊敬され、信頼されています。1978年から続く13ヘクタールある畑は、1995年から除草剤の使用を止め、ビオ栽培に転換しました。ティエリー・ピュズラ、レ・ヴァン・コンテ、レ・カプリアード、ピエール・ボジェなどが彼のブドウの品質の良さからブドウを購入し、残りの3haのブドウは自身のドメーヌとして2007年からワイン醸造を行います。生産量は年間約8000本ほど。いかにもPaysan(百姓)といった素朴な人柄のブリュノ。畑仕事はダイナミックでいて繊細。長年の経験値を感じさせてくれます。畑はふかふか。一つ一つの樹を大切にし、話かけながら歩きます。ブドウたちもブリュノの手入れが行き届いた畑でとても気持ちよさそうです。ブリュノは、病気にかかった葡萄の木を剪定したはさみで、そのまま他の木を剪定しません。病気の人間に使った手術ナイフを、そのまま普通の人に使わないだろう、葡萄も一緒だよと。彼の一本一本の葡萄の木に対する愛を感じます。それでいてカーヴでは驚くほど高いテイスティング能力があり、農家の人でもあり、醸造における知識にも驚かされます。彼のつくるワインはブドウの力がしっかり宿っていて、醸造中も健全にまっすぐ発酵してきたことをイメージさせます。60歳をむかえる彼は、現在、若い造り手にドメーヌを委ねるつもりでいます。とても残念ですが、ドメーヌを引き継ぐ若い造り手に彼の培った経験値を毎日伝える日々。最高の状態で委ねたいとブリュノ。彼の真摯な畑仕事やワイン造りの哲学は受け継がれていくはずです。ブリュノの大切に育てた畑から生まれる、ピュアでブドウの力に満ち溢れたワインを味わってください。

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