ダミアン・ムニュ - Damien Menut - [ ロワール地方 トゥーレーヌ ]

- 二番通り酒店 -

“ダミアン・ムニュ

ブリュノ・アリオンの情熱を引き継ぐ、新しい世代のヴィニュロン

ダミアン・ムニュは2010年からワインを学び始め、2011年から2013年までパリのワインショップ「アンバサード・ド・ブルゴーニュ」で働きながらブルゴーニュの大ドメーヌ「フェヴレイ」でも働いていました。その後2014年から2015年までロワールのブリュノ・アリオンの元でワインつくりの研修をします。ブリュノの自然へのリスペクトと調和を大切にした丁寧な畑仕事、ブドウの力を信頼した自然なワインつくりに大きな感銘を受けたそうです。そして2015年、ブリュノと同じテゼという村に1.5haの畑を手に入れて、少量ながらも自分のワインをつくり始めました。生活していくだけの生産量には満たないので2016年には同じくテゼの村でワインをつくるシモン・タルデュで、2017年にはもう一度ブリュノ・アリオンの元で働きます。そのタイミングでブリュノがワインつくりからの引退を決意し、彼から2.5haを譲ってもらえることになりました。計4haを所有することになったダミアンは、しっかり生活に根ざしたヴィニュロンとしての土台となる畑を持ったと言えます。カーヴが小さかったので1.5ha分のブドウを販売していいましたが、2019年には本人も満足の広く美しい洞窟のカーヴを手に入れたことで、2021年には売りブドウもやめて全ての畑のブドウを自分で仕込みます。ワインつくりの哲学はもちろんブリュノから受け継いだナチュラルなつくり。ブルターニュ出身のダミアンは、エチケットにケルト民族のモチーフを用いています。ブルターニュ地方はケルト民族の文化が色濃く残る地域で、自然を敬いスピリチュアルな精神を大切にしたケルト民族の精神をエチケットに表現しました。水・空気・火・大地の4つのエレメントを表現するモチーフです。今も歩いて5分ほどに住んでいるブリュノとはいい関係を築いているダミアン。二人が話している姿を見ているとブリュノのダミアンへの深い信頼を感じ、私たちは誠実で素朴さのあるダミアンに若かりし日のブリュノの雰囲気を勝手にイメージしてしまいます。ブリュノの畑仕事への情熱、ナチュラルワインへの愛情を引き継ぐ新しい世代のヴィニュロンです。

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