ドメーヌ・シャモナール - Domaine Chamonard - [ ボジョレー地方 モルゴン ]
ラピエールの親友であり、ナチュールの変遷を見守り続けた男。
自然派ワインのみならず、フランスワインに大きな影響を与えた巨匠マルセル・ラピエール。彼と共にボジョレーの自然派ワインを見守ってきた親友のジャン・クロード・シャモナー。マルセルと一緒に立ち上げたシャトーカンボンは、世界中に多くのファンを持っています。そんなジャン・クロードが大切にしているのが、彼の奥さんジュネヴィエーヴがお父さんから引き継いだ、たった4haの小さなドメーヌ・シャモナールです。ジュネヴィエーヴの父、ジョセフ・シャモナールが持っていた18世紀から続くモルゴンの畑を受け継ぎました。約60〜90歳のヴィエイユ・ヴィーニュの畑。前述のシャトー・カンボンの他、ワイン瓶の再生事業なども手がける多忙なジャン・クロード。彼の大きな愛がこの4haの畑に注がれています。果実味ゆたかなワイン、それでいて20年熟成するポテンシャルを秘めたワインです。ジャン・クロードは大きな体にギョロっとした目、トレードマークのカウボーイハット、一見するとマフィアのような見た目。地元の人からはグロ・シャ（フランス語で大きな猫の意味）と呼ばれ、皆から愛されています。ずっと支えてくれている、おおらかな人柄の奥さんジュネヴィエーヴ、そして子供への愛は彼の体以上に大きいです。そして現在二人の愛娘であるジョンヌがドメーヌを引き継ぐために一緒に働き始めました。動物が大好きなジョンヌは今まで獣医を目指してきましたが、後継者のいないドメーヌに戻ることを決心しました。あまり感情を表情に出すことのないシャですが、彼の嬉しい気持ちが伝わってきます。ビジネスとは別に造られるドメーヌ・シャモナーのワイン。時間をかけてゆっくりと味わってみてください。
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