ドメーヌ・ラター - Domaine Lattard - [ ローヌ地方 オーティシャン ]

- 二番通り酒店 -

“ドメーヌ・ラター”

素朴な兄弟がフランスの片田舎で造る素直で優しいワイン

ローヌの南、オーティシャンという村でワイン造りをするデニとリュック。訪問すると大抵はデニが私たちを出迎えてくれます。デニは物静かで言葉数の少ないシャイな人です。ドメーヌは周りは酪農農家の多く静かな片田舎にあります。彼らの家族も元々この場所で鶏を育て、野菜を栽培していました。デニとリュックが1995年に引き継いだ時に初めて葡萄の木を植えはじめました。2002年からはビオロジック栽培に切り替え、2012年にはビオディナミになりました。現在6.3haある畑は、ガメイ1.2ha、シラー1.8ha、ルーサンヌ1.7ha、ヴィオニエ1.6haがあり、年間約18,000本を生産しています。シラーは除硬、ガメイは全房でマセラシオン・カルボニックなど、それぞれの品種の特性に会わせた醸造を考え行っています。補糖やコラージュを一切することなく、2007年からは酸化防止剤も使用しない造りになりました。少しシャイなデニはあまり外と接する事がなく、酸化防止剤を使用しない造りもワイン造りを続けて行く中で自然と自分たちで選択したそうです。求めるワインはピュアで素直なワイン。シラーはエレガンス、ガメイは果実味にあふれ、ルーサンヌは酸が綺麗、ヴィオニエはボリューム感にあふれ、それぞれの品種の良さを素直に表現しています。彼らのワインはすべてヴァン・ド・フランス。フランスの閑静な田舎で造られるデニとリュックのワインは、どこか素朴さを残しつつ心にストンと入ってくる優しさがあります。知れば知るほどに親しみやすく気づくと身近にいてくれる、いてほしい、そんなワインです。

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