ジュリアン・ペイラス - Julien Peyras - [ ラングドック地方 ポールハン ]

- 二番通り酒店 -

“ジュリアン・ペイラス

メキメキと酒質をあげるラングドック期待の造り手

真面目で誠実なジュリアン。いつも笑顔で陽気な人柄は多くの生産者から愛されています。同じくラングドックの造り手、ドメーヌ・フォンテディクトのベルナール・ベラッセンを師匠とあおぎ、毎週末にベルナールの元を訪れ、醸造・栽培について話し合っています。ついでにベルナールと奥さんのセシルが週末のマルシェのためにつくる美味しいパンを買って帰るのはジュリアンの楽しみのようです。ベルナールのアドバイスを受け、年々ワインの酒質を上げています。近隣の作り手、ジョセフ・ジェフリーやレミ・プジョルともとても仲が良く、日々飲み語らいながら切磋琢磨しているようです。私たちは彼らのことを勝手にチーム・フォンテディクトと呼んでいます。ジュリアンの自然を愛し、ナチュラルなワイン造りにかける情熱は真っすぐ。畑仕事が大好きなジュリアンは、畑をパラディ(天国)とよび、葡萄畑で過ごす時間を大切にしています。4.5haの畑を彼の父から引き継ぎ2007年が初ミレジム。ワインつくりも15年を数えました。醸造中も酸化防止剤は完全に添加せず、ノンフィルターでワイン造りをしています。自然やその生態系を尊重し生まれるワインを作ることが彼の信念。毎年の畑仕事によって生まれるワインは彼自身に日々喜びを与えてくれる何よりもの報酬だそうです。そういった想いでつくられるワインからはジュリアンの感じている喜びがしっかり感じられる気がしています。ナチュラルなワインつくりの難しさにも直面しつつ、それでも信念を貫き自分の思う道を明るく歩むジュリアン。ベルナールも彼の真っすぐな人柄に打たれ、長年の経験を伝えているのだと思います。ナチュラルなワインつくりではなかったジュリアンの父親も、今ではジュリアンのつくるワインを誰よりも応援する一人になりました。家族愛が強く子煩悩なジュリアンは、真剣なワインの話から急に子供の話に切り替わると、こちらが笑ってしまうくらいの笑顔で子供たちのことを話してくれます。ベルナールとの師弟の絆も厚く、家族愛いっぱいに着実に前進しています。

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