リシャール・ルロワ - Richard Leroy - [ ロワール地方 アンジュ ]

- 二番通り酒店 -

“リシャール・ルロワ

栽培から瓶詰めまで、リシャールのこだわりと愛が詰まった至極の一本

若手生産者からベテラン生産者まで、名だたる造り手がひしめくアンジュ地区にあって、一際異彩を放つ存在がリシャール・ルロワです。元々はパリにある有名なテイスティング学校、グラン・ノーブルを10年間指揮しており、類稀なテイスターとして知られていました。その彼がアンジュ地方のシュナン・ブランという品種、そして今持っている畑のテロワールに惹かれ、ワイン造りを始めたのが1991年のことです。最初の畑はノエル・ド・モンブノー。そしてその数年後に、ル・クロ・デ・ローリエを購入します。合わせてわずか2.7haの畑を今日の今日まで端正に愛を込めて育ててきました。病気にかかった葉は、一枚一枚丁寧に手でむしります。彼は一つ一つの物事を慎重に、かつ深く突き詰めて考えます。樽の種類、年、置いてある場所、それぞれの樽の液体がそれぞれに呼吸をしていて、それぞれのペースで発酵を進める・・・リシャールと話していると、それぞれのワインが、その年だけに産まれる唯一無二の子供のように感じられます。2009年には2樽を亜硫酸なしで造り、2011からは全てのワインを収穫から醸造まで一切の亜硫酸を使わない醸造になりました。20年以上ワイン造りを続けて来た彼の、大きな大きな決断です。造り出されたワインは今まで以上に途方もないミネラルと余韻の長さ。ブドウに力があれば、さらにワインに高みを求められる。リシャールの元で至極のワインが生み出されました。人一人の手間と知識、経験と情熱が、ここまで凝縮されたワインは他にありません。

〜LES IGNORANRTS〜
彼はその素晴らしいワインで知られているだけでなく、実は別のことでもフランスで有名人。同じアンジュ地方のリシャールの友人である作家エティエンヌ・ダヴォドーの書いた本「LES IGNORANRTS」。エティエンヌ本人とリシャールが、作家という仕事と、リシャールのワイン造りという仕事、まったくお互いが知らない分野の仕事を体験し理解を深める姿が描かれた本です。この本はフランス人では知らない人がいないほどのベストセラー。リシャールがいかにワインを子供のように思い大切にしているかが描かれ、同じくエティエンヌが一冊の本を世間に生み出すまでのこだわりや思い入れが綴られています。「LES IGNORANRTS」は日本語で「無知なる者たち」。お互いその分野では誰しもに尊敬される二人。ただ分野が違えば、その価値を知らずお互い無知なる者。分野は違えど、二人とも最高のものを造りあげるために妥協を許さず、突き詰めて仕事をする姿勢は変わりません。私たちも改めて自分たち仕事をしっかり突き詰めていきたいと思う、とても心を打たれる本です。

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