ドメーヌ・ラ・トープ - Domaine la Taupe - [ ロワール地方 トゥーレーヌ ]

- 二番通り酒店 -

“ドメーヌ・ラ・トープ

ブリュノ・アリオンの畑を引き継いだオランダ人夫婦の新しい冒険

トゥレーヌ地方、テゼという町でワイン造りを始めたオランダ人のベルトヤン・モルと奥さんのニコル。1999年にフランスに滞在中、ナチュールワインを一口飲んで感動して以来、ずっとナチュールワインの仕事に携わってきました。2003年にオランダにナチュールワインを輸入した先駆者でもあります。彼がひときわ感銘を受けた造り手がテゼの町でワイン造るブリュノ・アリオンでした。そのブリュノが2016年にワイン造りを引退することを決めたのをきっかけに、ベルトヤンはブリュノの畑の半分を購入し、ワイン造りの道へ進むことを決めました。残りの半分はフランス人とカナダ人のカップルに、そして少しだけ私たちの扱わせて頂いてるダミアン・ムニュという若者に譲られました。ブリュノのワインを愛する一人の飲み手であったベルトヤンはもちろん、畑を引き継いだどの生産者もブリュノの哲学をそのまま大切に引き継いでいます。2016年、2017年とブリュノがそばにいて畑仕事や醸造の師として多くのことを教えてくれました。ブリュノから譲りうけた畑は6.5ha。奥さんのニコルの手助けを得ながら、農薬や除草剤は使わずにブリュノの哲学を大切に有機栽培で畑仕事をしています。ブリュノの長年の真摯な畑仕事で畑には多くの植物や微生物が生息しています。素晴らしい畑を受け継ぐことができた二人。もう一つ彼らが幸いなのはブリュノの醸造所と熟成カーヴをそのまま引き継げたこと。石造りの黒カビが多く付着したカーヴはひんやりと湿度が高く、素晴らしいワインが生まれる要素を多く兼ね備えています。ブリュノとはよい信頼関係を築けていて、ブリュノの名作とも呼べるソーヴィニヨン・ブランでつくるスランというキュヴェを受け継いでくれたのは私たちもすごく嬉しいです。ブリュノの哲学をしっかり受け継ぎつつ、ベルトヤンとニコルらしさが畑やカーヴと少しずつシンクロしていく感覚。ブリュノの引退はとても寂しかったですが、彼らのワインを毎年飲んでいると受け継がれている精神と新しい時代をしっかり感じ取れて幸せです。そしてもう一つ、ベルトヤンが素晴らしいテイスティング能力を持っていること。ブリュノは完熟まで待ってブドウを収穫していましたが、ベルトヤンはワインに酸とフレッシュさも乗せたいと収穫のタイミングを完熟のほんの少しだけ前に、集中して絶妙なタイミングを見計らってるそうです。ベルトヤンを通してボトルに詰められ表現されるエネルギーに満ちたブドウ。年々私たちも驚くほどに新世代を感じるワインを届けてくれます。

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